1949年、プラダの創設者「マリオ・プラダ」の孫娘としてミラノに誕生したミウッチャ・プラダ。
彼女はのちに、低迷するプラダの救世主となり、プラダを今日の世界的なブランドへと育て上げることとなります。
デザイナーとしては異色の経歴を持つ彼女。ミラノ小劇場で5年間パントマイムを勉強し、自ら演じていたというのは有名な話。
さらに大学で政治学の博士号を取得し、熱心な共産党員、70年代の女権(女性の権利)運動の支持者といった顔も持ち合わせています。
そんな中、1978年、彼女が29歳のときに気が進まなかったプラダへの入社を決意。 創設者マリオ・プラダの亡き後低迷していたプラダにあって、彼女はすぐにその才能を発揮させます。
その象徴とも言えるのが、彼女が考案した「ポコノ」という素材を使ったバッグ。
1985年に発表されたそのバッグは、斬新さと実用的な耐久性、さらにその優美なフォルムが話題を呼び、瞬く間にファッション関係者の間で”マスト・アイテム”となります。
その後、次々と発表されるプラダのバッグは、世界中のモデルやファッションエディターたちの間でなくてはならない存在になります。
そして迎えた1989年の秋・冬コレクション。彼女はこのミラノ・コレクションで、レディースのプレタポルテを発表。
禁欲的なほどシンプルなコレクションは、セクシーでより大胆さを押し出す他のブランドの中で、今までにない新鮮さとモダンさを放ち、大絶賛を受けます。
さらに1992年には、自身のニックネーム「ミュウミュウ」をブランド名とするセカンドラインを発表。彼女の日常のファッションにインスパイアされたコレクションは民族衣装のような素材とカラー展開が特徴的。
1993年Council of Fashion Designers of America(CFDA)においてインターナショナルアワードを受賞。ウォールストリートジャーナルが発表する、「ヨーロッパの最もパワフルな女性 BEST30」にも選出されるなど、名実ともにファッション史にその名を残す偉大なデザイナーです。







